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2010.03.23 京都・東山花灯路2010



  本格な春の訪れが間近の京都の風物詩「東山花灯路」が今年も3月13日から22日まで開催されました。雨降りの日などは、濡れた石畳に灯りが映り、それでまたしっとりとした街並みの風情を演出してくれていました。
 八坂の塔でお馴染みの法観寺。塔の高さは40数メートルあります。言い伝えによると塔の創建は聖徳太子だそうです。
 左の写真は、雨の日に行ったとき。濡れた石畳が光って、いい雰囲気です。
黄昏時の八坂の塔。とても、風情のある景色です。

●八坂の塔(法観寺)
 京都市東山区清水八坂上町388

 市バス「東山安井」下車



 八坂の塔の近くには、八坂庚申堂があってここの、お守りの“くぐり猿”がこのあたりの家々の軒下につしてあります。これは人の内面にある欲望がが動かないようにと、手足を縛りつけた格好をしているのだそうです。庚申堂ではくぐり猿のほか、色々なご利益のお守りを授けていただけます。 


●八坂庚申堂
 京都市東山区金園町390

 市バス「東山安井」
 

タオルに刺しゅうのネームを入れてくれるお店や、ユニークなお土産屋さん。


 八坂の塔の坂を登ると左へ下るのが二年(二寧)坂。右に上るのが三年(産寧)坂。二年坂を下ると一年(一念)坂。石畳の坂が続きます。
 
“ねねの道”から脇へ入る道は“石塀小路”風情のある道です。京都が舞台のドラマにも必ず登場する道です。

 石畳が続く、ひっそりとした静かな小道です。落ち着いた雰囲気のなかに料理店や旅館が並びます。左側は、よくドラマのロケにも使われていたところ。ちなみに、この石畳の石はかつて京都の街を走っていた市電の敷石だそうです。雨にぬれた石畳が情緒を盛り上げます。


●石塀小路
 京都市東山区祇園下河原石塀小路

 市バス「東山安井」
 散策コース途中では、舞妓さんと一緒に写真が撮れるコーナーがあったり、長楽館では、華道家の假屋崎省吾先生の個展を開催されていたりと、歩いていても楽しくなります。
祗園閣

向こうから狐の嫁入り行列が。
うぉ狐火が!…。
実は、単なる手ブレでした。
 “ちり~んー”と鈴の音に“パシッ”と拍子木の音とともに、人力車に乗った、狐の花嫁行列はしずしずと、高台寺へ向かいます。なんとも幻想的な光景です。しかし小雨の中での行列は、十分すぎるほどに妖美な感じがします。


花灯路を優しい光で演出する、路地行灯も色々と種類があって、和ませてくれます。

 道々の生花も、彩を添えて、道行く人の目を楽しませてくれます。
青蓮院
 青蓮院の夜間特別拝観。庭園のライトアップの青い光はご本尊の熾盛光如来を表しておられます。堂の縁側から眺める光は、時間によって変化し青い光は、宇宙の様な海の底のにいるような、全身を優しく包む込んでくれる心地よい気分になります。


●青蓮院
 京都市東山区粟田口三条坊町69-1

 地下鉄東西線「東山」
 市バス「神宮前」
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