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2010.12.01 穏やかな師走入り。名残の紅葉。



 今日から12月。暖かな穏やかな日差しの師走入りになりました。東山界隈の名残の紅葉をもとめて歩いてきました。
 蹴上のインクラインの所に、鮮やかな紅葉が・・・。まだまだ、紅葉見られるかも。期待を胸に南禅寺へ。


●蹴上インクライン

 南禅寺の山門までやってきました。平日にもかかわらず結構な人でした。
今日は、いい陽気だからかなぁ。
 色もピークは過ぎたとはいえ、まだまだ色鮮やかな紅葉を楽しめます。
 ローマの水道を連想させる水路閣。上を琵琶湖からの水が流れています。京都が舞台のドラマではお馴染みですね。
 この水路閣も今では、周りの景観に馴染んでいる様に思うのですが、できた当時はどんな風に見えていたのでしょうか。近代化と京都市民のための上水道の公共工事は・・。

●南禅寺境内水路閣
 南禅寺をあとに、永観堂に向かいます。紅葉のシーズンには夜間拝観もされており、夜空にライトアップされた紅葉は一見の価値あり。
 白壁に落書きが・・・。実は、水にぬらした紅葉の葉っぱをつっつけてあるのでした。訪れる人たちへのおもてなし。うーんアートだなぁ。雪だるまの絵、もうすぐ京都にも本格的な冬がやって来ます。

●永観堂(禅林寺)
 哲学の道に出てきました。道沿いに疎水が流れます、南禅寺の水路閣を流れてきた水が流れてきます。不思議に思うのは鴨川のように北から南へと流れるのではなくて、土地の高い北に向かって水がながれていること。これってすごい技術・・・・しかも、近代化を歩み出した明治時代に。


●哲学の道
 哲学の道を歩いていたら偶然にも、奥さんを伴った(まだ新婚気分か?)元後輩社員のK吉君に久しぶりにばったり出会ってしまいました。法然院が無料で見られると言うので、法然院へ。しっかし、世間は広いようで狭い・・・。

 山門を入ったところにあるのは白砂を盛り上げた二つの“白砂壇”。水をあらわしてあり、間を通ることにより身と心を清められるそうです。きれいに盛り上げられた砂の様子は、まるで落雁のようでした。(前先のK吉君も話していました)
 過ぎ行く秋を惜しみつつ、初冬の京都。名残の紅葉をたっぷり堪能した一日でした。いやぁ~しかし、ほんまによく歩きました。


●法然院
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